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「抗菌加工製品」とは

抗菌

こんにちは、アメジスト編集部です。新型コロナウイルスと関連して「抗菌」という言葉を耳にする機会が皆さんも増えてきたのではないでしょうか。また、電車のつり革や一部のマスクなど、私たちが日常でみかけたり使用したりする製品の中には「抗菌加工」と記載されている製品も多くあります。これらはどのような意味なのでしょうか。今回は「抗菌加工製品」ついてご紹介したいと思います。

抗菌とは

抗菌加工製品ガイドラインにおいて“抗菌加工製品における抗菌”とは、「当該製品の表面における細菌の増殖を抑制すること」と定義されています。抗菌の及ぼす範囲は製品の表面に限定されており、一定時間持続し表面の細菌を増殖させないように加工されている製品を抗菌加工製品と言います。また、対象が細菌に限定され、カビ・酵母などの真菌やウイルスの増殖抑制作用は含まれていません

抗菌加工製品を使うメリット

住宅の高気密化に伴い、湿気の増大や換気不足等の原因により、細菌が繁殖,カビが発生しやすい生活環境になってきています。これにより、細菌に対する不安感や恐怖心が高まり、日本人の清潔志向もあり、細菌汚染への防止策として抗菌加工製品が市場に多く出回り使用されています。

当初は、まな板・包丁・スポンジなどのキッチン用品や衣料製品,寝具が中心でしたが、現在は繊維分野,家電分野,住宅設備分野,バス・トイレ用品,事務用品,医療介護ヘルス用品,日用品分野など多岐にわたって抗菌加工製品が出回っており2015年度の国内販売規模は1兆円を超えていると推測されています(出典:「抗菌技術と市場動向2015」シーエムシー出版発行)。

細菌によるヒトへの悪影響は、その細菌が一定量を超えて大量に増殖した場合に起きます。抗菌加工製品は、製品表面の細菌の増殖を抑えることができるので、ヒトと接触する製品の場合は製品からヒトへの細菌汚染を小さくすることができます。

また、抗菌効果により製品自体の「汚れ」,「臭い」,「ぬめり」,「カビ」等を防止又は抑制する副次的効果を期待している場合もあります。

たとえば、紙おむつの吸収体に抗菌ポリマーが使用されている製品があります。この利点は、加工が無い製品では、尿を分解する菌が増殖し吸収した尿の腐敗分解が進み腐敗尿臭が発生し、腐敗成分には皮膚に有害な成分(アンモニアなど)などもあり、かぶれの原因となりますが、抗菌ポリマーを使用するとこれを抑制でき、「抗菌」作用による「消臭作用(腐敗臭抑制)」,「かぶれの軽減(有害分解生成物抑制)」などの副次的効果が期待できます。

また、紙おむつ、パンティーライナー、包帯、三角巾、丁字帯、さらし、お産パットおよびマスク等などのいわゆる衛生材料では、長時間人体に触れた状態で使用されるため、皮膚由来または外部から付着した菌が使用中に製品上で増殖することが想定されますが、抗菌加工品はこれらの増殖を抑えることによって使用する人に便益があると想定されています。

アメジストオサンパット ロイヤルギャザータイプ
抗菌加工済のお産パット「オサンパットロイヤルギャザータイプ」

ただ注意が必要なのは、抗菌加工製品は製品表面の細菌の増殖を抑える製品ですから、例えば「人の疾病の治療や予防、及び人の身体の構造機能に影響を及ぼす」ことや「細菌(かび)やウイルス及び花粉汚れ等のアレルギーに対する二次的な抑制効果や殺菌効果」等を明示・暗示的表現で、表示及び説明を一切行ってはならないことになっています。

抗菌加工製品の性能基準は?

JIS(日本工業規格)では、加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下(抗菌活性値2以上)である場合、その製品に抗菌効果があると規定しています。使用する細菌として、黄色ぶどう球菌(Staphylococcus aureus)と大腸菌(Escherichia coli)が定められています。ただ、製品ごとの関係業界団体、法令、専門誌などでも「抗菌」の定義はそれぞれ異なっています。


滅菌,消毒などは薬機法関連の用語ですが抗菌は商業用語です。SIAA(抗菌製品技術協議会)や日本衛生材料工業連合会などの業界指針・自主基準・認証基準などがあります。

抗菌加工製品の安全性は大丈夫でしょうか?

たとえば「SIAAマーク(繊維製品以外)」,「SEKマーク(繊維製品)」,「日本衛生材料工業連合会衛生用品抗菌自主基準 抗菌マーク」などの表示品は、下記のように「性能」,「安全性」,「適切な表示」を規定していますので比較的安心して使用いただけるかと思います。

・抗菌加工対象製品の制限

 例)薬機法該当製品の除外,生後24ヶ月未満の乳幼児製品の除外など

・抗菌機能評価試験による性能の担保

・「使用禁止化学物質」,「加工剤の安全性試験(急性経口毒性、皮膚一次刺激性試験、変異原性試験、皮膚感作性試験など)」,「製品の安全性試験(皮膚貼付試験など)」などの独自に決めた安全性基準を満たしていることを規定

・抗菌剤の溶出に関する評価

・抗菌剤の種類、加工部位を明示する「表示の規定」

引用 (一社)繊維評価技術協議会 繊維製品SEKマーク

引用 (一社)抗菌製品技術協議会 抗菌SIAAマーク

引用 (一社)日本衛生材料工業連合会 抗菌自主基準「抗菌マーク」

性能・安全性を評価され、意義のある抗菌製品は、清潔・衛生・快適な暮らしに貢献できます。製品を購入・お使いになる際のご参考になれば幸いです。

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