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インフルエンザウイルスについて

こんにちは、アメジスト編集部です。インフルエンザ予防接種の時期が近づいてきましたが、今回は、インフルエンザウイルスについて紹介したいと思います。

「インフルエンザウイルス」とは?

・インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、大きく分けてA型B型C型の3つに分類され、型はさらに抗原性の違いにより144種類の亜型(派生種:subtype)に分類されます。 

いわゆるA/ソ連型(H1N1)A/香港型(H3N2)A/アジア型(H2N2)というのは、この亜型のことです。

・大きな流行の原因となるのはA型B型です。C型は感染する力が弱いため、A型、B型のように流行することはあまりありません。また、感染したとしても軽症のため、あまり問題になることはありません。

・A型とB型のインフルエンザウイルスは寒くて乾燥しているところで感染・繁殖しやすいので、条件がそろっている冬場に流行しやすいといわれています。

・A型は亜型が多い上同じ亜型でもマイナーチェンジを続けるが、B型は変化が少ないとされています。

・数十年に一度大きく性質が変わった(フルモデルチェンジ)ものを新型インフルエンザと言います。過去に1918年スペイン風邪(H1N1亜型)、1957年アジア風邪(H2N2亜型)、1968年香港風邪(H3N2亜型)や1977年ソ連風邪(H1N1亜型)、また2009年には世界中でA(H1N1)pdm09による新型インフルエンザが流行(パンデミック2009H1N1)しました。A型ばかりですね。

・2009年以降でヒトの間で流行が多いのは、A (H1N1) pdm09ウイルス、A香港型(H3N2亜型)ウイルス、そしてB型ウイルスの3種類です。

・インフルエンザ予防接種を毎シーズン受けなければならない理由として、現行のインフルエンザワクチンの防御免疫の持続期間は5ヶ月程度であることや、頻繁に構造を変えるため、過去のワクチン接種で獲得された免疫では認識できない変異ウイルスを毎年発生させますので、 海外、国内の流行状況を調査して流行するインフルエンザウイルスをあらかじめ予測し、これに応じて作製されたワクチンをインフルエンザシーズン前の11月頃に接種する必要があります。

どんな症状になりますか?

インフルエンザは、インフルエンザウイルスがのどや気管支・肺で感染・増殖することによって発症する気道感染症です。

風邪と間違われやすいインフルエンザですが、インフルエンザは風邪じゃありません。「一般の風邪(感冒)」に比べて高熱が出て、強い咳とのどの痛みだけでなく、関節痛筋肉痛を伴います。
 さらに風邪の場合ゆっくり症状が出てくるのに対して、インフルエンザは急激に症状が出てきます。症状が出る部位も局所的ではなく、全身に倦怠感が現れるのも特徴です。

潜伏期間は1~4日(平均2日)で多くの場合1週間程度で治りますが、乳幼児や高齢者、妊娠中または産後の方、肥満の方、基礎疾患を持つ方の中には、肺炎を併発したり、基礎疾患の悪化を招いたりする場合があるなど「重くなりやすい疾患」ですので、特に注意が必要です。

インフルエンザの発症者は0~9歳の小児が約半数を占めているのに対し、インフルエンザによる死亡者は65歳以上の高齢者が大部分を占めているといわれています。

感染経路は?

感染経路はインフルエンザに感染した人のくしゃみや咳の飛沫中に含まれてウイルスを吸い込むことでうつる飛沫感染や、ウイルスのついた人や物に触れることでうつる接触感染などです。

治療法は?

インフルエンザと疑われるときは、安易に風邪と判断せずに早めに医療機関を受診し、治療を受けましょう。発症後48時間以内に抗ウイルス薬の服用・吸引をすれば、症状が軽減され、早く治ることが期待できます。(対象は1歳以上)

解熱後2~3日はインフルエンザウイルスを排出するので、その間はなるべく外出を控えましょう。熱が下がったあとも、お薬はきちんと使い切り、最低2日間は自宅で療養しましょう。

早めに治療することは自分の身体を守るだけではなく、ほかの人にインフルエンザをうつさないという意味でも重要です。
また、一般的には以下のような対処法があります。

・安静にして休養を取る。特に睡眠が重要

・部屋の温度や湿度を適切に保つ。(気温18〜20℃、湿度50〜60%程度)

・水分を十分に補給する。(お茶、ジュース、スープ類など)

予防は?

毎年、インフルエンザ予防接種を受けることが望ましいです。予防接種をしても発症することはありますが、重症化は防ぐ効果があります。また、インフルエンザが流行している時期は、飛沫感染を防ぐために外出時にはなるべくマスクをつけ、人混みを避けるようにしましょう。手指を介した接触感染の予防のために、帰宅時はせっけんを使って丁寧に手洗いをすること。また、インフルエンザウイルスは湿気に弱いので、室内の湿度を50~60%に保つことを心がけることが大切といわれています。

コロナ渦の中、インフルエンザ予防接種もはじまってきますが、手洗いやうがいなど、日頃から感染予防に気をつけていきたいですね。

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