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製品の使い方・選び方

清拭タオル(おしぼり)について

こんにちは、アメジスト編集部です。今回は、「清拭タオル(おしぼり)」について紹介したいと思います。

清拭(せいしき)とは?

清拭は,何らかの理由により入浴やシャワー浴ができない人に温かいタオルなどを用いて身体を拭き,全身の清潔を保持(保清)するケアです。

清拭の意義や目的は、皮膚の清潔を保ち細菌感染の予防をするのみではなく、皮膚への働きかけを通して血行促進されるため床ずれの予防、苦痛の緩和、爽快感を与えるとともに、身だしなみを整え、何より親密なコミュニケーションも生まれ、闘病意欲を高めるなど、心身ともに良い影響を与えることができます。

ディスポの清拭タオルについて

ディスポの清拭タオルは、紙(パルプ)やコットン,レーヨン,ポリエステルなどの素材からできた不織布製の1回限り使いきりの清拭タオルです。不織布は、素材・製法や折りたたみ方・サイズなどがさまざまあり、含まれる水分量,添加される成分などもさまざまあり、数多くの種類の製品が存在しています。添加されている成分としては、殺菌剤や防腐・防黴剤のほか,保湿効果を高める成分やpHを調整する成分,香料などが入れられることがあります。1枚が密封された包装に入れられており、タオルウォーマーや電子レンジで加温して使用できる製品もあります。(※各製品の注意事項をご確認のうえ、お使いください。)

清拭には再利用される綿のタオルが使用されることが以前は多かったですが、綿タオルを媒体とした細菌感染のアウトブレイクをきっかけにディスポの清拭タオルを部分的あるいは全面的に導入を始めた施設がみられるようになってきました。院内・施設内感染の一例としては、患者さんの清拭用綿タオルに付着していたセレウス菌(Bacillus cereus)がカテーテル操作の過程で医療従事者の手指を介して輸液に混じり、輸液の中で増殖した菌が血中に入ったと考えられたアウトブレイクです。このセレウス菌は芽胞形成菌で、熱や消毒剤に抵抗性が強く、洗濯・熱乾燥をしても容易に排除できない菌です。また、使用するときに温めて使用することが多いですが、タオルの加温において一般的に使用されている電動式蒸気加温器(清拭車)の管理が不適切な場合に、清拭車内部に菌が増殖しタオルを汚染することもあったようです。また、使用後に洗濯・乾燥し再生するまでに時間を要することから使用後の汚れたタオルは、細菌等が繁殖しやすい状態であることも原因と考えられます。

 ディスポのタオルは、衛生的に製造され,1枚ごとに密封包装され、包装状態でタオルウォーマーや電子レンジで加温可能で、使い捨てですので清潔です。

清拭タオルには「使いやすさ」・「やわらかさ」・「あたたかさ」・「肌触り」・「拭き心地」・「すっきり感」・「汚れ落ち感」などの性能や、「低コスト」であることも要求されます。

ディスポの清拭タオル使用のメリットは?

衛生的である 

いつも新品で清潔なタオルを使用できるため、感染症対策になります。

使用目的別にあったものを使える

さまざまな素材,表面が平滑(プレーン)・網目(メッシュ)・凹凸(エンボス)のもの,厚さ,サイズ,折仕様の不織布、保湿作用・殺菌作用のあるものなどさまざまな配合成分が添加されている商品があり、目的に合わせて選ぶことができます。

例えば、ちょっと使いたい時は小さくて安いタイプ。体を拭くときは、大きくて厚めのものなど、複数を使い分けることもできます。使用目的にあった商品を使い分けることにより使いやすく、コストの削減にもつながります。

従事者の負担軽減・人件費の削減

再利用される綿タオルは、用意,使用後の処理など作業に従事される方の負担がかかりますが、その点ディスポの製品は負担が軽減できます。

ディスポの清拭タオル使用のデメリットは?

ゴミが増える

 使い捨てタオルや包装のゴミが増えることになります。

無駄遣いしてしまう

手軽に使用できますので無駄遣いしてしまうことがあります。

暖かい状態で病棟に供給しにくい場合がある

綿タオルの場合は清拭車で温め,温度を維持し,キャスター付きなのでそのまま移動が可能です。ディスポタオルはタオルウォーマーや電子レンジで手軽に温めることはできますが、温めるという手間が使うたびに必要になってしまいます。電子レンジは、加熱後に温度維持できませんし、タオルウォーマーは重いので持って移動するのは大変です。また、綿タオルに比べ冷めやすい欠点もあります。そのため、温め後はなるべく早めにお使いいただくことをおすすめしています。

清拭が必要なのは、どのようなとき?

清拭が実施されるのは、患者さん(介護も含む)の清潔保持が難しいと判断されたときです。

例えば、

・発熱などで入浴ができない状態が続いたとき
・強く入浴を拒否するなどの状態のとき
・排せつ漏れ・オムツ交換のとき
・検診用ジェルの拭き取り

などの場合があげられます。

お使いの際のご参考になれば幸いです。

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