腹帯(ふくたい・はらおび)の使い方①~出産前後編~
こんにちは。アメジスト編集部です。今回は「腹帯(ふくたい・はらおび)」の使い方についてご紹介したいと思います。
腹帯って何?
腹帯はおなか周辺をサポートするための布で、大きく分類して3つの使用場面があります。
①お母さんの出産前産後
②帝王切開・婦人科手術・開腹手術などの手術後
③その他(軽度の腰痛がある方、就寝時の腹巻の代わり)
今回は、①お母さんの出産前産後で使用する腹帯を中心にご紹介します。
腹帯とは、妊婦さんの腰や背中、おなか周辺をサポートするために身につける布のことです。一般的には妊娠5ヶ月目の戌の日、子供を授かったことに感謝して安産祈願の儀式として腹帯を巻くという日本独自の古い習慣があります。
安産祈願をする際、お清めされた晒タイプの腹帯を巻くことがありますが、神社によっては普段使用している腹帯を持参すれば一緒に祈祷してくれるところもあります。すでに腹帯をお持ちの方は、祈祷を受ける前に確認しておくことをオススメします。
腹帯を巻く主な目的は、
・お腹への外部からの衝撃を緩和
・お腹を支えて姿勢を保つ
・お腹の保温
・帝王切開など術後の傷跡を保護
などがあります。
腹帯の種類
腹帯には様々な種類がありますので、代表的なタイプをご紹介します。
晒(さらし)タイプ
1本の帯状のため、おなかの大きさに合わせて自分の強さで調整できるタイプです。綿100%なので通気性にすぐれ、夏場など汗をかく季節にも使いやすいです。
ただし、晒タイプは巻き方にコツがあり、うまく巻けないと動きにくい・ずれやすい、一度外したら巻き直す手間がかかるというデメリットもあります。一般的には安産祈願をする際にこのタイプの腹帯を巻かれることも多いです。
スリットタイプ
スリットタイプは、3枚の晒を重ねて中央で縫い合わせて、外側の晒のみ両側に切込みがはいっています。内側2枚をお腹にそって左右交互に重ねて、最後外側の晒の切れ込み同士を結びます。主に帝王切開などの術後に巻くことが多いです。(画像は当社製品「術後腹帯B3」での例です。)
マジックタイプ
腹帯の中でもスタンダードで使いやすいマジックタイプは、マジックテープで締める位置を調節できるので、自分にあった強さでお腹を支えられます。着脱も簡単です。主に帝王切開などの術後に巻くことが多いです。(画像は当社製品「術後腹帯マジックタイプ」での例です。)
腹帯の使い方
腹帯の使用方法については、産後や帝王切開後に1番多く使用されているスタンダードなマジックタイプを当社製品でご紹介します。
ママ色ニッパー(産褥ニッパー)
・ママ色ニッパー上下を確認してウエストにあて、ニッパーの背中心と背骨を合わせます。
・ベルト①で骨盤の下半分(骨盤の張っているところから下の部)をしっかりと巻きます。
・ベルト②でおへそから下の部分を軽く支える用に巻きます。
・最後にベルト③で体を包むようにしてやさしく巻きます。
(※強く締め付けないようご注意ください)
術後腹帯マジックタイプ
・ベルト部分が上になるように腰に巻き、マジックテープで止める
※小柄な方は上ベルトを斜め下(下の図右)にして装着するとよりフィットします。
暑い季節や寝ているときなどは、無理して身につける必要はありません。必要に応じて着脱の調整をしてください。おなかが苦しくない程度にとどめましょう。
正しく着ければ、お腹のサポートだけでなく安心感まで与えてくれる腹帯はとても便利です。腹帯ならではのメリットを十分に生かして、お腹をサポートしてあげましょう♪
腹帯の使い方についてのご紹介でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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