こんにちは。アメジスト編集部です。今回のテーマは「災害時・緊急時にもお役立ちいただける製品紹介」です。

近年では2020年7月九州北部の集中豪雨があり、台風に関しては過去5年間で年に25回以上上陸しています。2011年は東日本大震災が発生し、日本は台風や地震など自然災害が比較的多い国ですよね。そのため、自然災害などの緊急時に備えて、あらかじめ避難所へ持ち出すものの準備をされている方や備蓄品を考えている方は多いのではないのでしょうか。

今回は、アメジスト商品を用いて、私が思ういざという時に役に立つ製品と使用例をご紹介します。防災グッズとして、防災セットの中に備えとしてぜひどうぞ。本記事が少しでも皆様にお役立ていただければ幸いです。

手や顔・体の拭き取りに「清拭タオル」

最初のオススメ製品は、緊急時に水が出なくてお風呂に入れない時、手や顔を拭く際に近くに水がなくても活用できる「清拭タオル」です。災害などの緊急時は、飲料水はもちろん、食事の準備やトイレ、洗濯などあらゆる場面で欠かせない存在である水は特に貴重ですよね。災害時に水が止まってしまうといつ復旧するか分からない状態が続く可能性があるため、なるべく節水することが大事になってくるかと思います。

清拭タオルは飲食店などで目にするおしぼりのような形態をしており、水分が含まれた状態で一つ一つ個包装されています。そのため、水やぬるま湯に浸さなくてもそのままご使用いただけます。又、ノンアルコールのため、肌への刺激が少ないです。

＜使用例＞

・お風呂に入れない時の身体の清拭用に

・近くに水がない時の手や顔を拭く際に

※本製品は、水に溶けない製品のためトイレには流さないでください。

→ アメジストBC清拭タオル

コンパクトで持ち運び便利な「清浄綿」

清浄綿（せいじょうめん）とは、脱脂綿に水や薬液を浸み込ませフィルムパックで密封されたものです。（当社では薬液を含侵させたものを「清浄綿」、水だけを含侵させたものを「ぬれコットン」とよんでいます。）

緊急時はなるべく荷物の量を押さえ、コンパクトにまとめたいですよね。清浄綿は、1包ずつ滅菌（めっきん）処理してありますので、開封しない限り無菌の状態が保たれており、個包装のためコンパクトで持ち運びにも便利です。そのため、ご自宅だけでなく避難所などでお食事をされる前の手指の汚れのふきとりや、目まわりについた砂ぼこりなどの汚れのふきとりとしてもご使用できるかと思います。

使用期限は、未開封状態で製造ロットから3年（パッケージに記載）と比較的長期の間保管もして頂きやすいです。

※滅菌（めっきん）とは・・・微生物を殺滅（さつめつ）または除去する行為。日本薬局方では「微生物の生存する確率が 100万分の1以下になること」をもって滅菌の定義としています。

＜使用例＞

・手指の清拭

・目まわりや口の周りのふきとりに

　※目のまわりを拭いた際には脱脂綿の繊維残りに十分にお気をつけください。

・赤ちゃんのおむつの交換時のおしりのふきとり

・授乳時のお母さんの乳首・乳房へのふきとり

・生理中の外陰部の清潔保持

※本製品は、水に溶けない製品のためトイレには流さないでください。

→ アメジストファミレ清浄綿

当社では、数種類の清浄綿（ぬれコットン）を使用しています。詳細・選び方については「清浄綿（せいじょうめん）・ぬれコットンの選び方」もあわせてご覧ください。

使い道が幅広い「不織布ガーゼ」

ガーゼには様々な使い道があります。一般的には、傷口の保護に使用されますが、フレッシュジュースを絞るなど料理や汚れた場所・細かい場所への掃除でも活用されている方もいます。

又、新型コロナウイルスが流行し始めた当初、マスクが売り切れる店が多発し入手困難だったため手作りマスクの製作や不織布マスクのあて綿としてガーゼを使用される方が多くいらっしゃいました。実際に災害が起こった際も、砂ぼこり対策や避難所での感染対策としてマスクを使用します。

そのため不織布（ふしょくふ）ガーゼは、地震などの影響で床に散らばった物やガラスの破片などですり傷などの軽度なお怪我をされてしまった時、消毒後のキズ口の保護としてはもちろん、被災地や避難所などで使用するマスクのあて布としてなど、もしもの場面で活用できると思います。

ちなみにガーゼには「滅菌」と「未滅菌」のタイプに分かれています。「滅菌」とは、有害・無害を問わず対象物に存在しているすべての微生物を殺滅または除去することです。使い分けをするなら、「滅菌」タイプは傷口など損傷した皮膚を保護する際用に、「未滅菌」タイプはマスクのあて布やガーゼハンカチとして使用できるかと思います。

※「滅菌」されているものの使用期限は、当社の場合は未開封の状態で製造ロットから３年間として設定しているため保管しておくと、もしもの際にもお役立ち頂けるかと思います。

ちなみに「不織布（ふしょくふ）」とは、その名のとおり“織られていない布”です。繊維を一定方向やランダムに集積して、熱や水圧や接着剤など様々な方法で接着または絡み合わせた“薄いシート状の布”のことをいいます。素材は主に、コットンやレーヨンなどの天然素材やポリエステルなどの合成繊維が使われています。

＜使用例＞

・すりキズの保護用として

・マスクのあて布として

・汗拭きや手拭きなどガーゼハンカチとして

詳細・選び方については「不織布（ふしょくふ）ガーゼの使い方」もあわせてご覧ください。

赤ちゃんのおしり以外にも使用！？「おしりふき」

赤ちゃん用のおしりふきは、文字通り「赤ちゃんのおしりを拭く」イメージが強いですが、おしりふきが余った際にウェットテッシュの代わりとして手指のふきとりなどに使用する方もいらっしゃいます。

デリケートな赤ちゃんのお肌に刺激が少ないよう、お肌にやさしい成分を使用しているため、基本的にはあかちゃんを対象とした製品ですが、大人の方が使用していただいても問題ございません。

そのため、おしりふきとしてだけでなく、緊急時で電気や水が止まりお風呂に入れないときの身体の拭き取りや、被災場所の片づけの際に汚れてしまった手指の拭き取り、夏場の避難所での汗拭きシートなどにもご使用できるかと思います。

※本製品は、水に溶けない製品のためトイレには流さないでください。

＜使用例＞

・ウェットテッシュのように使用できるため手指の清拭や鼻拭き

・ベビー用品やおもちゃなどの汚れを拭く際に

・汗拭きシートとして

→ やわらかタオルベビーローション入り

もしもの怪我をした時に「キズうるおいパッド」

キズうるおいパッドは、ハイドロコロイド素材のパッドが傷口から出る体液（滲出液）の「キズを治す成分」を吸収し、自然治癒力を高めてキズをきれいに治します。薄型タイプなのでしっかりと肌にフィットし、はがれにくくなっています。しっかりとフィットすることで傷口から受ける刺激が少なく、痛みを軽減します。

台風などの自然災害の影響で、散らばった木々やガラスの破片などですりキズなどのお怪我をされてしまう可能性があります。そんな時、キズうるおいパッドを準備しておくと活用できるかと思います。

※キズうるおいパッドは滅菌された製品です。使用期限は製造日から3年以内です。（箱側面に使用期限を記載しております。）

＜使用例＞

・傷口の処置に

・軽度のやけどの保護に

→ キズうるおいパッド

簡単ではありますが、災害などの非常時に手元にあれば便利なものを一部紹介させて頂きました。食糧や備品などを一度にそろえるのはなかなか難しいかもしれませんが、いつくるか分からない災害に向けて備蓄品を検討する際のご参考になれば幸いです。

今後も、皆様のお役に立つ情報があれば、どんどん発信していきたいと思っております。最後まで読んで頂きありがとうございました。

※保管の際は、直射日光及び極端に高温又は低温を避け、湿度のない清潔な場所に保管してください。使用期限を過ぎた製品のご使用はお控えください。