辻井伸行と指揮者の佐渡裕
辻井いつ子さんのご講演でお聞きした話ですが、指揮者の佐渡裕さんが伸行少年の演奏テープを聴いて感動してコンサートに呼んで下さったそうです。それが大勢の人に聴いて喜んで頂く快感に拍車をかけて、練習も熱心になり、コンクールの舞台度胸と自信につながったとのことです。辻井さんと佐渡さんは海外のオーケストラを使って、チャイコフスキーとラフマニノフの協奏曲を録音しています。
佐渡さんは阪神大震災の復興事業として作られた西宮総合文化芸術センターの音楽監督を務めておられ、バーンシュタインの最後の弟子です。お二人が世界を股にかけて活躍されているのがとても痛快に思います。